『灰色の北壁』
真保裕一の『灰色の北壁』を読む。
映画「劒岳<点の記>」が話題になっていますが、その原作者である新田次郎氏にちなんだ新田次郎文学賞を受賞した山岳ミステリー。
山岳ミステリーとは言っても、殺人事件が起こったりするようなものではなく、山岳という特殊な場所を舞台に人同士の心の葛藤を描いたヒューマンミステリーという感じでしょうか。
登山経験がないのに、あれだけの文章を書けるというのがすごくて、それがプロの技なのかもしれません。
とにかく面白かったですね。
出世作は映画化もされた「ホワイトアウト」だと思いますが、あれも山男を主人公にしたストイックな冒険小説でした。
原作はすごく好きだったのですが、映画はなんか軽いノリになってしまったような。
同じ面子でまた映画(アマルフィ)を作ってるみたいですが、ちっとも興味がわきません(^_^;)。
「彼」は司馬先生のような役がぴったりだと思うんだけどなあ。
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