« ジャック | トップページ | ギリシャ戦 »

2014年6月19日 (木)

『舟を編む』★★★

「舟を編む」を観ました。
いろいろな賞を取ったそうで、よい映画だとは聞いていましたが、うん、面白かったです。
「何事かを達成する」というサクセスストーリーはそれだけで十分魅力的なテーマですが、その題材が「辞書づくり」という超地味な存在だというのが面白いですね。
この着眼点が素敵。
しかも、完成には長い年月がかかるわけで、いろいろな登場人物やその人生が重ね合わせられるという構造に唸ってしまいます。
新人社員が入ってくれば、「この子も辞書が出来る頃には一人前になってるんだろうなあ」と想像し、その通りの展開で安心させてくれる。
ご老体の主幹がいれば、「ちゃんと辞書が完成するまで頑張れるかな?」と心配させてくれる。
観てるこちら側も辞書作りの年月に付き合う感じ、とでも言えばいいのか。
今では何でもネットで検索して済ませてしまうわけですが、自分も学生時代にせっせと辞書をひいていたのを思い出しました。
考えてみれば、漢字は「書いて」覚えていたように、言葉は「辞書をひく」という動作を通じて覚えていたのかもしれません。

|

« ジャック | トップページ | ギリシャ戦 »

映画」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ジャック | トップページ | ギリシャ戦 »