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2015年1月14日 (水)

三谷版:オリエント急行殺人事件 第一夜

CM付きの3時間をリアルタイムで付き合うのは面倒なので(^_^;)、録画したものからCMをカットして鑑賞しました。
まずは前半の第一夜。
おおむね満足ということになりますが、面白かった部分のその大半は原作の舞台や設定を日本に置き換える際の「言葉遊び」の部分だったので、ちょっと微妙かもしれません。
下関から物語が始まったところで、「ああ、こういう風に置き換えていくのか」と思いながら観ていましたが、青木さやかの昼出川さんが出てきたところで、このドラマはクリスティのオリエント急行殺人事件を映像化するのではなく、「シドニー・ルメットが監督したオリエント急行殺人事件(1974年)をリメイクする」のだとわかりました。
青木さやかさん、八木亜希子さん、似すぎ(笑)。
まあ、それならそれでいいですし、オリジナルの映画のファンとしてはそれなりに楽しめたのですが、オリジナルを知らない若い世代の人はどう受け止めたのか気になります。
演出面なども比較したら面白そうで、近いうちに映画の方も再見したいと思います。

人によって好みはわかれると思いますが、オーバーアクションの身振りやセリフまわし、やはり「アクの強いポアロ」はちょっと苦手です。
けっこう無理があったように思うんですけどね。
もう、いっそのこと、熊倉一雄さんが主演でもかまわないんですけど(^_^;)。

まあ、それでもやはり面白かったのは、青年期に強烈な印象を残している「オリエント急行殺人事件」だからだと思います。
今のすっかり世間擦れした自分なら類似作品に「ああ、これ、全員犯人のパターンね」とか思ってしまうのでしょうが、中学の頃にオリエント急行を読んだ時の衝撃は忘れられません。
全くそういう発想がない状態の中で、ガツンと頭を殴られる感じ。
そんな「騙される快感」を味わいたくて、ミステリーを読みふけるんですよね。

たぶん、もうああいう興奮は味わえないでしょう。
ああいう出会いは人生の中でも限られていると思います。
もしも自分に小さな子供がいたら、「オリエント急行殺人事件」は三谷ドラマではなく、シドニー・ルメット版でもなく、やはり新潮文庫あたりで出会わせてあげたいと思います。

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