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2015年7月24日 (金)

浮かぶ飛行島

先日の海野十三の作品の中でいくつか印象の残っているものがありますが、その1つが「浮かぶ飛行島」です。
最初にこのタイトルを見たとき、どんな印象を持つでしょうか?
自分は「天空の城ラピュタ」のような空に浮かぶ島を想像し、ワクワクしながら読み進めましたが、しかーし、島は飛んでいませんでした。
島は海の上に浮いていました。
ネタバレになりますが、「 浮かぶ飛行島」とは「飛行場を備えた動く島」なのであります。
つまり、まあ、超巨大な航空母艦ですね。
英米が極秘に開発した「浮かぶ飛行島」で東京湾に侵攻し、一気に東京を殲滅するという作戦を単身阻止する帝国海軍の大尉の冒険巨編なのであります。
物語が書かれたのも、物語の舞台も第二次大戦に突入するかという時代なので、英米が日本の敵、ドイツやイタリアが味方という設定。
いろいろと大活劇があって、最後は腹心の部下が爆弾を抱いて飛行島の中枢部に飛び込むわけですが、「そういう行為」がすごく当たり前の行為として描かれているあたりが、時代です。
日本国のために命を投げ出す部下を引き止めることなく、栄誉ある行為に赴く者として気持ちよく送り出すところが凄いです(^_^;)。

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