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2015年8月14日 (金)

敗戦日記

こういう時期が来たからというわけではないのですが、青空文庫で読んでいる海野十三の著作の中にあった「海野十三敗戦日記」を読みました。
フィクションではなく、実際に当時つけていたもので、終戦前後の1年間ぐらいが記されていました。
ちょうど東京に空襲がやってくる頃から始まるので、景気のいい話はなく、まさに「敗戦日記」という感じですね。
小説家という職業なので、一般庶民に比べれば多少は経済的にも恵まれていたと思いますが、じわりじわりと生活が圧迫されていく様子が伝わってきました。
なんせ、世田谷で過ごしていた人なので、知ってる地名がばんばん出てくるわけです。
降伏せざるをえない状況になると、一家心中を真剣に考え、遺書まで日記に残しているのでちょっと恐いです。
それでも、戦争が終わってしまえば、みな平和を喜び、日常の生活を取り戻していく姿に安心もしました。
終戦間もないというのに、東宝から映画化の話がやってきたりするんですねえ。
「戦争が終わったら、あちらこちらで結婚式が増えて、ご祝儀がたいへん」みたいな記述もありました(笑)。
ラジオから流れてくる空襲警報では、「本日、薄暮時期、敵機来襲」を「本日、150機、敵機来襲」と聞き間違えて近所で大騒ぎみたいな話も、クスッと笑わせてもらいました(^_^;)。

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