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2016年9月18日 (日)

1230

いつものサンデーマチネコンサート、今回は「微分音のふしぎな世界」と題された現代音楽のコンサートでした。
馴染みのある「ドレミファソラシド」の音階ですが、実際には8個の音の間にもっと細かな連続する音階がありますよね。
その中で、シャープやフラットで半音違う音を拾い出したりするわけですが、それもあくまでも便宜上のこと。
本来、音はそういう風に区切られておらず、人間が使いやすいように仕切っているだけのことです。
微分音の世界は、そういう視点から、音の連続性を細かく、細かく、細分化していった世界のようでした。
1230。
ステージに置かれた微分音キーボードの鍵盤の数です。
ピンぼけの写真で申し訳ないのですが(^_^;)、10個のボタンで1セットの鍵盤が1行に3個置かれ、10X3=30個。
この30個の行が41列並んで、30X41=1230個というわけです(もしかすると、少し配置が違うかも)。
普通のピアノの鍵盤数は「88個」が一般的のようなので、圧倒的な差がありますね。
とにかく、隣り合っているボタンを押しても、ほとんどのその差はわかりません。
「わからなくて普通ですから、心配しなくても大丈夫です」と奏者も話されていました。
で、その1230個の鍵盤が並んだ微分音キーボードの盤面を両手で左右にわさわさと動かしながら演奏するわけです。
いわゆるシンセサイザーのような世界ですが、この「微分音」というキーワードがあるだけで、また一味違ってきます。
心地よい音楽というわけではありませんが(^_^;)、とても面白かったです。

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配布されたチラシにはこんな言葉も載っていました。
「さて、私は、といえば、最近はいよいよTPXの1230の鍵盤にも満足できなくなってきている。そして、次に挑戦しているのは、ベトナムの Dan Bau、なんと一弦琴である」
なんか凄いですね。
1230個の音源を並べても、微分音に限りはない。
厳密に言えば、音は無限大に細分化されていくわけです。
それをフォローするのは大変ですが、たった1本の弦楽器の中にその全てが含まれていることもまた事実。
1弦楽器の中に無限大の音の宇宙が内包されていると考えると、もう、ほんとに頭がクラクラしてくるぐらいにSFです (@_@)。

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