2009年6月30日 (火)

『 CALL TO TREASON 』

トム・クランシーの「叛逆指令」を読む。
米国の危機管理センター(架空の組織)を舞台にしたハイテク軍事サスペンスシリーズの、えーっと、もう何作目だったかは忘れました。
ずるずると続いているのですが、なんとなく続きが気になって縁が切れず。
派手な戦闘シーンがあるわけでもないので、ハリウッド映画向きではないタイプです。
特に今回は政治がらみの事件が中心なので、ほとんどアクションもなく、とっても地味でした。
むしろ、その方がリアリティも高まる感じで好印象だったわけですが、決して人には薦めませんね(苦笑)。

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2009年6月16日 (火)

『PLEASE STAY UNTIL τ』

森博嗣氏の「τになるまで待って」を読む。
ギリシャ文字の入ったGシリーズの3作目。
小気味よい会話を楽しむ本なので、クスクス笑いながらサクッと読了です。
探偵役は大学の工学系助教授なので事件にも偶然(笑)巻き込まれるわけですが、「密室」という不条理な状況に対する興味が優先されるので、犯人が誰かにはあまり興味なし。
今回は約330頁中、284頁目で事件のあった山荘に到着し、山荘の周りをぐるりと調べて293頁目で「わかった」。
その後、室内へ入り30秒ほど殺人現場を眺めてからなぞ解き(305頁)。
310頁で説明を終え、「じゃあ、誰なんですか、犯人は?」という刑事の問いかけに、
「知りませんよ、そんな事。それを調べるのが警察の仕事だと思います」
と答える犀川先生が好きです。

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2009年5月27日 (水)

『LABYRINTH IN ARM OF MORPHEUS』

森さんの「迷宮百年の睡魔」を読む。
「女王の百年密室」に続くミチル&ロイディシリーズの2作目。
いちおうミステリーなのですが、舞台は近未来、SF的な要素もあるので謎解きの部分では「そーいう事もありなわけですかあ」という感じです(^_^;)。
でも、やっぱりその仕掛けが面白くて、やられた感を楽しむことができました。
また、近未来・SFと書いておきながら、ベースとなる世界観は中世のヨーロッパ(舞台のモデルはモン・サン=ミシェル)。
マイナーな映画かもしれませんが「薔薇の名前」を自分は思い出します。
三部作らしいので完結編(?)が楽しみです。

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2009年4月22日 (水)

『ANOTHER PLAYMATE θ』

森博嗣の「θは遊んでくれたよ」を読む。
今回もいろいろ楽しんで読んだわけですが、面白いミステリーとしてお薦めする気は一切無し。
森ワールドにはまる人か、はまらない人か、それだけです(笑)。
それにしても、保呂草や真賀田博士の名前がちらほらし始めて、今後の展開はどうなることやら。
だからやめられないんだな。
ずるいですね(^_^;)。

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2009年2月23日 (月)

『ミニチュア庭園鉄道』

森さんの「ミニチュア庭園鉄道―欠伸軽便鉄道弁天ヶ丘線の昼下がり」を読む。
「人も乗れるサイズの機関車を自分の庭に敷く」なんていうのはなんとも贅沢な話で、ほとんどの人には無関係な話なのですが、面白く読みました。
その理由を前書きから引用すると、
> この趣味(鉄道模型のこと)を続けてきて、ちょっと将来のことを考えている人、
> あるいは、人生に何かの楽しみを探そうとしている人、もっというなら、
> 鉄道模型など全然興味がない人にも、影響を与える要素を有していると考えている。
> それは、一言でいうなら「楽しむために必要なものは貴方の気持ちだけ」という基本であって、
> これは庭に線路を敷く以外の趣味にもきっと適用できるだろう。
ということだと思います。
自分もまたいろいろと作りたくなってきました。
トレインの世界も楽しそうです。

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2009年2月13日 (金)

『THE MASTER SNIPER』

S・ハンターの「魔弾」を読む。
第2次世界大戦を舞台にしたスナイパーもの、面白かったです。
ジャッカルの日なんかもそうですが、スナイパーって知的でストイックな孤高の人というイメージがあり、そういう主人公が様々な困難を排しながら、目的のために黙々と自分の仕事を進めていくという姿が魅力です。
プロフェッショナルの仕事と言えばいいでしょうか。
たった1人、たった1発の銃弾で劇的な効果をあげる、という意味でも物語は盛り上がりますね。
スナイパーはドイツ側、それを追う主人公達は連合軍。
ヴァムピーア(吸血鬼)という名前の秘密兵器が出てくるのですが、これが現代でいうところの暗視スコープで、当時は最先端の軍事技術だったという歴史的背景が活かされているのにも感心しました。
ミッションにはこの暗視スコープが必要不可欠、いったい誰を狙うのか?という謎を抱えながらぐいぐいと読まされてしまったのでした。
同氏の作品はまだまだ未読のものがあるので楽しみです(^_^)。

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2009年2月 4日 (水)

『The Perfect Insider』

今さらながら「すべてがFになる」のコミック版を読む(BOOKOFFで100円だったから(^_^;))。
好き嫌いがはっきり別れるタイプの作家さんのようですが、自分はこれですっかり森ワールドにはまってしまいました(もちろん原作小説の方)。
この本に関しては「すべてがFになる」というタイトルの響きが好きです。
個人的に「そして誰もいなくなった」や「9マイルは遠すぎる」に通じるようなエレガントさを感じます(内容はまた別の話ですが)。
コミック本も期待はしていなかったのですが、なかなか楽しめました。

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2009年1月16日 (金)

『名探偵の掟』

友人の薦めで東野圭吾の『名探偵の掟 (講談社文庫)』を読みました。
ひさしぶりに「面白い本」を読みました(笑)。
ミステリーの定番を自虐的に扱ったパロディのような話(短編集)。
毎ページ、クスクス笑いながら読みつつも、さりげなくちりばめられたアイデアや至言の数々にけっこう唸ってしまいました(切断の理由が大好きです(^_^;))。
少年時代はホームズや怪人二十面相に始まり、高校〜大学の青年時代は海外ミステリーの名作の数々に驚愕。
大人になるとそんな大きな驚きや感動を味わうことが減ってきて、次第に読む量が減って行く・・・。
こういうパターンの人って多いのではないかと思うのですがどうでしょうか。
すでに「もうミステリーには飽きた」、あるいは「ワンパターンで面白みや新鮮さがなくなった」などと感じている人が読むと楽しめると思います。
間違っても若い人はこれを入門書にしないように(笑)。

ああ、これ映像化してくれないかなあ。
TVドラマ界にも一石を投じることになると思うのですが(^_^;)。

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2009年1月13日 (火)

『オランダ靴の謎』

エラリー・クイーンの「オランダ靴の謎 (創元推理文庫)」を読みました。
有名な「読者への挑戦状」があるやつです。
国名シリーズを読むのはたぶん初です(若い頃、なにか読んだかもしれない…)。
たまたま古本屋で見かけたので、「いちおう読んでおくか」みたいな(^_^;)。
発表されたのが1931年、日本で文庫化されたのが1959年、読んだ文庫本は2000年の出版で「75版」という代物。
文字が小さいし、言い回しもちょっと古いので読みにくかったのですが、十分に楽しめました。
「数学のように整然とした論理的構成」という謳い文句はちょっと大げさかと思いましたけど、当時としては画期的だったのでしょう。
でも、なんとなく「はまりそうにない」のは探偵のキャラクタにいまいち魅かれないからかなあ。
ドルリー・レーンのシリーズ(X・Y・Z・最後の悲劇)は好きだったんですけどねえ。

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